2025/10/20 10:00
 
こんにちは、MARIPOSA organic storeです。
このたび、MARIPOSA organic storeとして
初のオリジナルシリーズ
「MARIPOSA World Rare Blooms Honey / リンデン」を
10月下旬に発売することになりました。
極東ロシアの深い森、タイガで採れる
ロシア固有の菩提樹から採れる生はちみつです。
発売を記念して、そのリンデンにまつわるストーリーを何回かに分けてお伝えしたいと思います。
まずはその背景となる
「ロシアという世界最大の大地」から紐解いていきましょう。
■ 地図で見るロシアはとても大きい!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
地図帳でロシアを眺めると、
圧倒的に大きくて驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは「メルカトル図法」という地図の性質によるものです。
メルカトル図法では、地球の球体を平面に引き伸ばす際に高緯度ほど面積が拡大されて描かれます。
そのため北に位置するロシアは、実際よりもさらに巨大に見えるのです。
それでもーー
ロシアは日本の約45倍という、地図上だけでなく現実においても世界最大の国土を誇ります。
西はバルト海から東は太平洋まで、11の時差をまたぐ広大な国。
その多様な気候と地形が、地域ごとにまったく異なる自然環境を生み、多様なはちみつの個性を育ててきました。
■ 人がいない国
━━━━━━━━
興味深いのは、国土の広さに比べて人口が非常に少ないことです。
ロシアの人口は日本とほぼ同じ約1億4千万人。
しかし国土が桁違いに広いため、1平方キロメートルあたりの人口密度はわずか約9人(日本は約330人)。
また極端に都市集中型の国で、人口の約75〜80%が都市部に住み、
次回Vol.2では、
この大地で受け継がれてきた知られざるはちみつ大国ロシアのはちみつの歴史をたどります。
				このたび、MARIPOSA organic storeとして
初のオリジナルシリーズ
「MARIPOSA World Rare Blooms Honey / リンデン」を
10月下旬に発売することになりました。
極東ロシアの深い森、タイガで採れる
ロシア固有の菩提樹から採れる生はちみつです。
発売を記念して、そのリンデンにまつわるストーリーを何回かに分けてお伝えしたいと思います。
まずはその背景となる
「ロシアという世界最大の大地」から紐解いていきましょう。
■ 地図で見るロシアはとても大きい!
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地図帳でロシアを眺めると、
圧倒的に大きくて驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは「メルカトル図法」という地図の性質によるものです。
メルカトル図法では、地球の球体を平面に引き伸ばす際に高緯度ほど面積が拡大されて描かれます。
そのため北に位置するロシアは、実際よりもさらに巨大に見えるのです。
それでもーー
ロシアは日本の約45倍という、地図上だけでなく現実においても世界最大の国土を誇ります。
西はバルト海から東は太平洋まで、11の時差をまたぐ広大な国。
その多様な気候と地形が、地域ごとにまったく異なる自然環境を生み、多様なはちみつの個性を育ててきました。
■ 人がいない国
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興味深いのは、国土の広さに比べて人口が非常に少ないことです。
ロシアの人口は日本とほぼ同じ約1億4千万人。
しかし国土が桁違いに広いため、1平方キロメートルあたりの人口密度はわずか約9人(日本は約330人)。
また極端に都市集中型の国で、人口の約75〜80%が都市部に住み、
広大な国土の大半(シベリア・極東地域)はほぼ無人です。
都市部を離れると、何百キロも森と草原が続き、人の姿がまったく見えない土地が広がります。
この「人の少なさ」こそが、他の国では失われつつある手つかずの自然を守り続けている理由です。
■ タイガ──地球最大の森
━━━━━━━━━━━━━
ロシアの国土の約半分を覆うのが「タイガ」と呼ばれる針葉樹の森。
地球上の森林の約20%を占め、アマゾン熱帯雨林と並ぶ“地球の肺”とも呼ばれています。
冬はマイナス40℃、夏はわずか数ヶ月。
厳しい気候の中でも、この森は驚くほど豊かな生命の循環を保っています。
短い夏に一斉に咲く花々、
その蜜を集めるミツバチたち。
ロシアのはちみつには、
この「限られた季節に凝縮された生命力」が息づいています。
■ ロシア固有のリンデン──原生林に咲く幻の花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
MARIPOSAのリンデンはちみつが採れるのは、
極東ロシア・ウラジオストクから北へ約400km先の森の中。
中国との国境沿いに広がる原生林地帯で、いまも人の手がほとんど入らない自然が残っています。
この地にだけ自生するのが、ロシア固有のリンデン(Tilia amurensis)。
ヨーロッパのセイヨウリンデン(Tilia cordata)や
日本の日本リンデン/シナノキ(Tilia japonica)とは異なる種で、極寒の環境に適応した強靭な木です。
その花は香り高く、ミネラルや精油成分(ファルネソール、グラニオール)を豊富に含み、
都市部を離れると、何百キロも森と草原が続き、人の姿がまったく見えない土地が広がります。
この「人の少なさ」こそが、他の国では失われつつある手つかずの自然を守り続けている理由です。
■ タイガ──地球最大の森
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ロシアの国土の約半分を覆うのが「タイガ」と呼ばれる針葉樹の森。
地球上の森林の約20%を占め、アマゾン熱帯雨林と並ぶ“地球の肺”とも呼ばれています。
冬はマイナス40℃、夏はわずか数ヶ月。
厳しい気候の中でも、この森は驚くほど豊かな生命の循環を保っています。
短い夏に一斉に咲く花々、
その蜜を集めるミツバチたち。
ロシアのはちみつには、
この「限られた季節に凝縮された生命力」が息づいています。
■ ロシア固有のリンデン──原生林に咲く幻の花
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MARIPOSAのリンデンはちみつが採れるのは、
極東ロシア・ウラジオストクから北へ約400km先の森の中。
中国との国境沿いに広がる原生林地帯で、いまも人の手がほとんど入らない自然が残っています。
この地にだけ自生するのが、ロシア固有のリンデン(Tilia amurensis)。
ヨーロッパのセイヨウリンデン(Tilia cordata)や
日本の日本リンデン/シナノキ(Tilia japonica)とは異なる種で、極寒の環境に適応した強靭な木です。
その花は香り高く、ミネラルや精油成分(ファルネソール、グラニオール)を豊富に含み、
採れるはちみつは濃厚でありながら気持ちのよい清涼感で後味すっきり。
時間の経過と共に白く結晶してクリームハニーになります。
ロシアという国は私たちの想像を超えて、あまりに広く、手つかずの自然がそのまま残っています。
そしてその広大な森の奥で、わずかな季節にだけ咲く花から生まれるのが、
MARIPOSA World Rare Blooms Honey / リンデンです。
時間の経過と共に白く結晶してクリームハニーになります。
ロシアという国は私たちの想像を超えて、あまりに広く、手つかずの自然がそのまま残っています。
そしてその広大な森の奥で、わずかな季節にだけ咲く花から生まれるのが、
MARIPOSA World Rare Blooms Honey / リンデンです。
次回Vol.2では、
この大地で受け継がれてきた知られざるはちみつ大国ロシアのはちみつの歴史をたどります。
 
							

