2026/03/10 20:00

こんにちは、MARIPOSAです🌿
「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉、春の訪れを感じる素敵な響きですが、私たちの身体にとっては過酷なことをご存知でしょうか?
今回は、この激しい気温のアップダウンをどう乗り越えていくか。東洋医学の知恵を交えながら、私たちの内側で起きている変化を紐解いていきましょう。
1. 身体を翻弄する「三寒四温」の正体とは?
本来「三寒四温」とは、冬の時期に寒い日が3日、温かい日が4日続く周期を指す言葉でした。しかし、現代の日本では、冬から春へと移り変わる季節の激しい気象変化を象徴する言葉として定着しています。
この時期、身体の中では何が起きているのでしょうか。
自律神経の「限界突破」
気温差が7度〜10度を超えると、私たちの脳はパニックを起こします。
「寒いから血管を閉じて熱を逃がさないように!」という命令と、「温かいから汗をかいて放熱して!」という真逆の命令を、数日(ときには数時間)単位で繰り返さなければならないからです。
この極端な命令の繰り返しによるエネルギー消費は、想像を絶します。
あなたが何もしなくても、あまりにも大きな気温の変化で体の自律神経は激しい消耗が起きているのです。
2. 東洋医学から見た春の嵐:キーワードは「風」と「肝」
東洋医学の視点で見ると、この時期の不調はより明確になります。
① 万病の長「風邪(ふうじゃ)」の侵入
東洋医学では、春は「風」の季節。この風は「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれ、百病の長(あらゆる病の先導役)とされています。
風のようにあちこちへ移動し、急激に変化するのが特徴です。
「さっきまで元気だったのに急に頭が痛い」「急に気分が落ち込む」といったコロコロ変わる不安定な不調は、まさにこの風の仕業です。
② 「肝(かん)」のオーバーヒート
春は五行説でいう「木」の季節であり、私たちの身体の中では「肝(かん)」が主役になります。
肝は、全身の「気(エネルギー)」の巡りをスムーズにコントロールする、いわば交通整理の司令塔です。
しかし、三寒四温による激しい変化に対応しようとして、司令塔である「肝」がパニックを起こし、オーバーヒートしてしまいます。
気が滞る(気滞): イライラ、喉のつかえ、お腹の張り。
気が逆流する(気逆): 頭痛、のぼせ、不眠。
これが、春先に私たちが感じる「言葉にできないモヤモヤ」の正体です。
3. 「肝」をなだめ、「土」を養うメンテナンス術
この嵐を乗り切る鍵は、暴走しそうな「肝」をなだめ、身体の土台である「脾(消化器・土)」を助けてあげることにあります。
甘味で「肝」を緩める
東洋医学では、急激な緊張(肝の昂り)を緩めるには「甘味」が良いとされています。 ただし、人工的な砂糖は逆に身体を冷やし、炎症を招く原因に。
ここで必要なのは、ダイレクトに細胞の燃料になり、緊張を解く「はちみつ」の良質な糖です。
「土(脾)」を補い、気を生み出す
自律神経(肝)がフル稼働するための「残業代」を支払うには、エネルギーを産生する「脾(ひ)」を動かさなければなりません。 土のエレメントを持つ「ブラックバット」などは、まさに不安定な春の身体に「根っこ」を張らせ、内側から気を補うのに最適です。
4. 変化を恐れず、しなやかな「柳」のように
三寒四温の「三寒」の日に、無理に頑張る必要はありません。
強風に抗って折れてしまう大木よりも、風に合わせてゆらゆらと揺れる柳のように。
東洋医学の知恵とはちみつの一匙を味方に、この「三寒四温」を、軽やかに、そして賢く過ごしていきましょう。
MARIPOSA 店主 🦋✨

